大輔が傍らで胡座をかいて座り、麻美を睨みつける。
「さぁ、足を開け!」
繭美は微動だにしない。
「はやく開け!」
繭美が首を左右に振る。
開けと言われて簡単に開けるものではない。開くということは、男を受け入れるという意思表示にほかならない。大切なところも見られてしまう。
襲われるために今ここにいるのは紛れもない事実だが、無理やり開かされるならともかく、自由な状態で自分から足を広げることなんてできるはずもなかった。
痺れを切らした大輔が、ジーンズのポケットからバタフライナイフを取り出した。
軽く振るとブレードが飛び出す。刃先を繭美の頬にピタリとつける。
「きれいな顔に傷をつけたいのか? 開け! 開くんだよ!」
繭美は従うしかないと覚悟を決めた。
私は強制されてやってるのよ。無理やりさせられているのよ。そう自分に言い聞かせた。
細長い足が一足分ほど開く。
「もっとだ」
徐々に開いてゆき、肩幅ほどの広さになる。
「もっと、もっとだ!」
屈辱的な行為を強要されているという状況が、繭美の興奮を高めているのだが、本人にはまだその自覚がなかった。
ただ、体はすでに反応していて、命令されるたびに心地よい痺れが全身を駆け巡った。
大輔が立ち上がって右足を跨ぎ、両足首の間に座り込む。
「ご開帳の時間だ」
左手でスカートの襞を摘み、ゆっくりと持ち上げてゆく。
「いやんっ!」
繭美が否定とも肯定ともつかない叫声を発する。
足を閉じようとするが、大輔の体が邪魔をする。上半身を小刻みに揺すって上方へ逃れようとする。麻縄に拘束された双丘が苦しそうに揺れ動く。
「じっとしてろ!」
怒号が響く。
少女の動きが停まる。
スカートの前部が腰にまとわりついている麻縄に絡まる。
処女のショーツが露わになった。
「お~、パンツは上品にシルクか~。女子高生にはヤッパ真っ白なヤツが似合うよな。これもオレのために選んだのか?」
繭美がコックリとうなづく。
ブラジャー同様、これも勝負下着だった。
丈のある大きなものは子供っぽく見られると思い、ぎりぎり恥毛がはみ出さないモノを探した。麻美の体毛は薄く、陰毛も少ない。そのため、結果的にヒモパンと言ってもよいほど小さなタイプが選ばれることになった。
大輔は満足げだ。
「そうか、そうか。いい子だ。でも、ここを濡らしちゃ、いけないね~」
ナイフのブレードがクロッチに当てられる。膣口の部分が、すでに濡れている。麻美が感じてしまっている証拠だ。
恥ずかしい事実を指摘され、麻美は体を火照らせる。
「は、恥ずかしいから。お願い。見ないで…」
「見ないでじゃない。見ないでください、だろ?」
繭美が素直に言い直す。
「す、すみません。見ないでください。ホントに恥ずかしいんです」
「イ・ヤ・ダ。だいたい、もう見ちゃったし」
心とは裏腹に、体はますます反応する。麻美は秘口から愛液が流れ出ていることを自覚する。でも自分ではもうどうすることもできない。
「見ないで、見ないで…」
麻美がうわごとのようにつぶやく。
「わっ。シミがどんどん大きくなってくぞ。すげ~な~。オレ、こんなの初めて見たよ」
「見ないで、見ないで…」
大輔がバタフライナイフを器用にくるくる回しながら宣告する。
「それじゃぁ、そろそろ、拝ませてもらいましょうかね~」
刃先がショーツの右脇を下から上へ一直線に走る。シャッ。
「しないで!」
繭美の願いも虚しく、ショーツの右側が開かれる。
「動くと大事なところが見えちゃうぞ」
左手でショーツの切り口を押さえながら、右手で同じように左側を切り上げる。シャッ。
「さぁ、ヴァージンを見せてもらうよ」
恥毛を覆うショーツがゆっくりと下げられてゆく。こぢんまりとした恥丘が晒された。
大輔が顔を寄せて凝視する。
「まだ生え揃ってないって感じだな。少女っぽくていい感じだよ」
左の手の平で恥丘を撫でる。
「さらさらだ。いい匂いもする。ちゃんと手入れしてきたんだな。よしよし」
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