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強姦願望少女(17)


 痛みはもうほとんどない。気持ち良さが高まったからだろうか? それとも強姦されているからだろうか?
 アソコがすごく熱くなっているのがわかる。痺れるような気持ちよさが股間から全身に伝わってゆく。
 こんな感じは初めて。なんだか怖い。私はどうなってしまうのだろう?
 ああ、頭の中にモヤがかかってきた。なんだかとても甘いモヤだ。
 ああ、お腹が破れてしまいそうだ。でも、気持ちいいくらい温かい。
 ああ、どうにかなってしまいそう…。

 そのとき突然、幸輔が剛直を引き抜いた。
「あんっ」
 繭美が驚きとも抗議ともいえない甲高い声を出す。
「まだ逝かせないよ。まだプログラムの途中だからね」
 絶頂への梯子を外された繭美の体にモヤモヤが残る。大好きなスイーツを味わっているときに苦い薬を飲まされたような不快感に苛つく。
 こんな感覚は初めてだ。お腹の中にはまだ快感がくすぶっている。しかも、その閉じ込められた快感が解放を訴えている。
 しかし、繭美にはどう対処すればよいのか分からなかった。

 幸輔が剛直で臀部を擦りながら尋ねる。
「最後まで逝きたい?」
 繭美が可愛い桃尻をくねらせる。
「尻を振ったってわかんないよ。ちゃんと声に出しなさい」
 繭美が頭をもたげる。
「逝きたいです」
 幸輔が臀部を叩く。パーンという乾いた音が響く。
「ちゃんとこっちを見て言いなさい!」
 繭美が体をひねって後ろを見る。視線が重なる。
「逝きたいです」
「本当に逝きたいのか?」
「はい、逝きたいです」
「気持ちよくなりたいのか?」
「はい、なりたいです」

 幸輔が台詞を読むような口調で命じる。
「では、逝かせてください、とお願いしなさい」
 強姦魔の命令を受けるたびに、繭美の膣口が伸縮し、愛液が零れ出る。
 このとき繭美は言葉責めによって快感を得ていたのだが、性的経験の浅い少女にはその自覚がなかった。ずっと後になって「ああ、あのとき初めて…」と理解することになるのだった。
「逝かせてください」
 繭美はもうためらわない。
「もう一度!」
 繭美の声が絶叫に近くなる。
「逝かせてください。お願いですから、逝かせてください!」

 腕組みをした幸輔が満足げにうなずく。
「わかった。じゃぁこっちを向いて。次のプログラムに進もう」
 目の前に赤黒い肉棒がそびえている。
 さきほどまでは怖いと感じていた棒が、いまはなぜか愛おしく思える。満たされない中途半端な気持ちを充足させるには、もうコレに頼るしかないのだ。繭美はその現実を理解した。
 愛液によってコーティングされてキラキラ光る棒を、すべて舐めてきれいにしたいと思った。繭美は舌の先を出し、棒の幹に触れようとした。
 幸輔が素早く腰を引く。
「これはまだお預けだ。その前にやってもらうことがある」
 繭美が自分の唇を舐めまわす。焦点の合わない目が、秘部と同じように潤んでいる。

 幸輔が繭美を誘導して、ふたりをシックスナインの体位にさせる。
「下を向いてごらん」
 繭美の視線が下がり、うなだれたような姿勢になる。
「何が見える?」
「綾音です」
「綾音の何が?」
「お腹です」
 幸輔が綾音のふくらはぎをつかんで持ち上げる。股間が目に飛び込んでくる。もっとも大切な場所に人口の棒が突き刺さっている。
「何が見える?」
「お股です」

 幸輔が膣口を指さす。
「これは何?」
「あ、赤ちゃんが出てくるところです」
「一言で言いなさい」
「わかりません」
「知らないことないだろう。ここはマンコだ。さぁ、言ってみなさい」
「言えません」
 幸輔が腰を突き出す。
「これが欲しくないのか? 欲しかったら言いなさい」
「マンコです」
「もう一度」
「マンコです」
「もう一回!」
「マンコです」

 幸輔が繭美の頭を撫でる。
「よし! じゃあ、これは何て言うんだ?」
 繭美が躊躇なく答える。
「クリトリスです」
「ここを触ると気持ちよくなるか?」
「はい、気持ちよくなります」
「綾音を気持ちよくさせてあげたいか?」
「はい、気持ちよくなってもらいたいです」
「じゃぁどうするか分かるな? さぁ、足を持って」










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豪円寺 琢磨
(Gouenji Takuma)

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