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秘密ごっこ(19)


 咲良が目覚めたとき、雅也はもう隣りにいなかった。
 下から物音がする。時計を見たら、8時を回っていた。急いで階段を下りる。

「先生、寝坊しちゃってすみません」
「ああ、ちょうど朝食ができたところだよ。一緒に食べよう。シャワーを浴びて来なさい。でも、裸で出て来なきゃぁダメだぞ」
 二人で向かい合って朝食をとる。雅也は服を着ているが、咲良は全裸だ。すでに丸一日近く服も下着も身につけていない。

 雅也が食後のコーヒーを飲みながら、スケジュールを告げる。
「今日はこれからデートだ。思いっきり楽しもう」
 咲良の目が輝く。
「本当ですか! わたし、すごく、すっごく嬉しいです」
「でも、楽しめるかどうかは分からないぞ。今日も終日調教なんだからね」
「何でもいいです。先生と外を歩けるだけで幸せですから!」
「じゃぁ、服を着せてあげるから、お母さんの部屋に行こう」
「ママの部屋ですか?」
「そうだよ。今日必要なアイテムは全部向こうにあるからね」

 洗い物を終えた咲良が母の部屋に行くと、雅也がベッドに座って待っていた。
「まずはプラグを交換しよう。お尻をこっちに向けて」
 咲良が前屈みになってお尻を突き出す。
 雅也がアナルプラグを抜き、Mサイズのプラグにローションを塗ってアヌスに押し込む。
「痛いなら痛いって言いなさい」
「だ、大丈夫です」
「次はこれだ」
「それはなんですか?」
「いいからこっちを向いて足を広げなさい」
 小型ローターをクリトリスの上に当て、粘着テープで固定する。毛を剃ってあるので、そのままの状態でも静かにしていれば落ちることはない。
「あんっ! こ、これは?」
「あとで説明するから」
「でも、感じちゃいます」
「いいから、こちらを向きなさい」

 雅也が丈夫そうな純白のコットンパンツを履かせる。
「これでズレたり抜けたりすることはないだろう」
 咲良がシルクの半袖ブラウスと膝丈のフレアスカートを受け取る。
「はやく着なさい。出発が遅くなっちゃうぞ」
 咲良がためらいがちに言い出す。
「でも…ブラがないんですけど…」
「今日はノーブラデーだ」
「でも、これ、透けちゃいます」
「後でカーデガンをあげるから」
 着終えた咲良が姿見で確認する。全身真っ白で奇妙な感じがする。清楚で清潔感はあるが、まるで看護師のようだ。
 しかし、もっとも心配なのは、生地が薄いことだ。乳首は完全に透けている。カーデガンを羽織っても、見えてしまうかもしれない。スカートも、日光の下ではパンツが見えてしまう可能性がある。 

 二人は最寄り駅に向かって歩き出した。雅也は来訪したときの服装そのままだ。手を繋いで歩いている様子は、恋人同士にしか見えない。咲良はいつまでも歩いていたいと思った。
 ホームに着くと、すぐに電車が入って来た。急いで乗り込み、右前方隅の立ち席エリアに陣取った。通勤時間は過ぎているが、車内には百人ほどの乗客がいた。
 雅也は咲良を角に立たせて窓に向かせ、自分は咲良を後ろから覆い隠すことができるポジションをとった。

 雅也がおもむろにリュックのポケットからピンク色の小さなケースを取り出し、真ん中の丸いボタンを押す。
「あうっ」
 咲良がピクンと跳ねる。
「どう? 気持ちいいだろう」
 咲良が驚いた表情で振り返る。
「な、何したん・です・か?」
 雅也が耳元でささやく。
「ローターをオンにしたんだよ。家で貼り付けた電動ローターはリモコン式なんだ。だから、10メートル以内なら、離れていても操作可能なのさ。どうだい、すごいだろう?」
「き、切ってください。はや・く…」
「これも訓練なんだから、限界まで我慢しなさい」
 振動音は比較的静かだし、車内の騒音も大きいので、あたりいちめんに響くわけではないが、それでもすぐ近くにいたら気づかれてしまうだろう。
 小刻みなバイブレーションが乙女の肉芽を直接いたぶる。器械による高速振動は、人間の手よりもずっと刺激が強い。しかも、疲れることを知らない。電池が切れるまで何十時間でも働き続ける。

 咲良が中腰になる。膝がガクガクする。雅也が叩けば折れそうな腰を持って支える。
「先生、んんー、もう、んんー、ダメ・で・す…助け・てくだ・さい…」
「じゃぁ、カーデガンを脱ぎなさい」
「そ、そんな…」
「なら、このまま楽しみなさい」
 もう咲良に選択の余地はない。
「うぅっ、ぬ、ぬ、脱がせてくだ・さい…」
 雅也がスイッチを切って、後ろからカーデガンを剥ぎ取る。
 少女は思い出したように両手で胸を隠す。振り向いて誰か見てないか確認する。
「大丈夫。安心して。誰も気づいてないよ」
 そう言って、咲良の両腕を引っ張って背中で交差させる。胸が張り出し、乳房の形がはっきりと分かる。乳首も生地越しにはっきりと見える。
 体をよじって抵抗するが、雅也が上腕部を掴んでいるため、自分の手で隠すことができない。
「先生、手を離してください。こ、こんなの、恥ずかしいです。恥ずかしすぎます。見られちゃいます」
 雅也がささやく。
「ボクの背中でどこからも見えないようにしてるから、安心して。そうやって暴れたほうがずっと目立つよ。誰かが寄って来たらどうするの?」
「で、でも…」
 咲良はうつむくことしかできない。


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豪円寺 琢磨
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