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秘密ごっこ(36)


  “儀式”が再開された。

 主人が2匹のメス奴隷に厳命する。
「シックスナインのかたちで寝なさい。海輪が上で沙羅が下だ」
 命令を受けた沙羅が足にすがって懇願する。
「娘と重なるなんて、そんな恥ずかしいことはお許しください。お願いします」
「ダメに決まってるだろ。命令は絶対だ」
 雅也が肩を押して倒す。
「海輪、さっさと上に乗れ! することは分かってるな?」
 胸を跨いで四つん這いになった娘が、太股に腕を回して母の秘苑に顔を埋める。
「腰を落として、マンコを沙羅の顔に着けろ!」
 母が顔を背けて抵抗する。
「海輪ちゃん、ねっ、や、やめて。やめてちょうだい」

 娘が母の秘帯を舐めまわす。左手で包皮を剝いて肉芽を舌先で突く。舌を尖らせて花芯に差し込む。
 膨らんだ肉豆を吸いながら、右手の中指を秘口に入れて、内壁を撫でまわす。
「あっ、ダメ、ダメ。気持ちよくなっちゃう。海輪ちゃん、や、やめて…」
「ママ、たくさん感じて。いっぱいいっぱい感じて」
 娘が尻肉をかき分け、菊蕾に舌を這わす。舌を丸めて穴に刺す。
「そ、そこは、き、汚い。汚いからヤ・メ・テ…」
 母は後門でも感じてしまった。その証拠に、透明の体液が会陰を伝って菊蕾を濡らしている。
「あん…あんっ…あ、あ、あっ、ん、んんー」
 くぐもった嬌声が娘の股間で発せられる。

(私はなんてハシタナイことをしてるんでしょう。
 屈辱的な体位で、娘に股間を愛されている。
 気持ちよくなって、恥ずかしい声を出している。
 我慢しなければならないのに、感じてしまっている。
 我ながら本当に情けない。
 こんな淫らな体が恨めしい)

 雅也が娘の腰を上から押して、母の顔を秘帯に触れさせる。
「沙羅、舐めないか。海輪が可哀想じゃないか。濡れないまま入れてもいいのか? 痛いぞ」
 母が主人の意図を察する。
 太股を抱えて頭をもたげ、娘の陰裂に舌を這わす。
 濡らしてあげなければいけないと母は思った。まだ一度しか挿入されていない膣は、じゅうぶんな湿り気がなければ相当傷むはずだ。
 母が夢中になって愛撫する。
「あんっ!」
 娘が甲高い声を上げる。
 しかし、娘の淫所はすでに湿地帯と化していた。母を舐めて感じていたのだ。
 実母が愛娘の秘所を優しく撫でると、快楽汁が溢れ出す。唇で穴を覆い、吸い取るように愛でる。

 花嫁の腰骨を掴んだ花婿が、膨れあがった剛直を熟した赤穴に差し込み、ゆったりとしたストロークで攻める。
 新郎が新婦の母に命令する。
「沙羅、繋がってるところを舐めろ!」
 目を開けると、そこには蠢く肉塊があった。
 肉竿は娘の愛液で照り光り、結合部には白い輪ができている。
 首をもたげ、舌を肉棒の裏側に当てる。大きく広がった穴の周りに舌を這わせ、白濁液をていねいに舐め取る。

(こんなものを見せられることになるなんて。
 しかも、入れているのは元恋人で、入れられているのは愛娘。
 こんなの、あまりに悲しすぎる。
 でも、受け入れなければならない。
 奉仕すると約束したのだから。
 とにかく、スベリをよくしてあげなければ。
 まだ、まだ、きっと、痛みがあるはずだから)

 新婦が頭を上げて声を絞り出す。母を愛撫する余裕はすでにない。
「ん、ん、んん。い、逝きそうです」
 新郎が新婦の母に指示を出す。
「おいっ、沙羅。海輪のクリトリスを舐めて逝けるようにしてやれ」
 義娘の舌が竿棒から陰核へ移動し、膨らんだ芽を捏ねくりまわす。
 新夫がピストン運動の速度を上げる。腰と尻がぶつかる音が大きくなる。
「う、う、ううっ、あ、あ、あん、あっ!」

 新妻が、背中を大きく反り返らせる。全身が雷に打たれたように痙攣し、絶頂に達した歓びを表現する。
 新夫が、分身を最深部に埋めたまま停まり、秘口内で肉のうねりを堪能する。まだ放出はしていない。
 実母が、新郎新婦の局部をていねいに舌で舐めて清める。美しい顔が濁った体液によって濡らされている。
 新妻が実母のデルタに頬を付けるようにして倒れ込み、官能の余韻に浸る。
「い、逝きました。ありがとうございます」

 新郎が剛直を抜き取り、無言で菊門へ入れ直す。
「あうっ」
 新婦が困惑したような嬌声を上げる。
 新郎が体を倒し、新婦の耳元で囁く。
「海輪、どうだ気持ちいいか?」
 息も絶え絶えの新婦が声を絞り出す。
「は、はい…とても、気持ち、いいです…ま、また…い、逝きそう…です…」
「いいぞ。好きなだけ逝って」
 新郎が体を起こして新婦の腰骨を掴み、すぐ下で寝そべっている婦人に確認する。
「沙羅、することは分かってるな?」


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テーマ : 18禁・官能小説
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豪円寺 琢磨
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