沙羅がまた舌を這わせはじめる。もうタメライはない。
肉棒の裏筋を舌先で刺激し、花芯にこびり付いた愛液を舌腹できれいに舐め取る。
しかし、さきほどまで突かれていた穴奥から、快楽の透明液が次から次へと溢れ出てくる。
母は舌で娘の歓びを感じることができた。
(愛娘が喜んでいる。
お尻で歓んでいる。
もうすぐ逝きそうになっている。
母と娘がお尻で気持ちよくなってしまうなんて…
私は娘になんて辛いことをさせているのだろう。
でも、最愛の子をこんな過酷な運命に誘ったのは私。
だから、だから、娘のために、娘の助けになることをしなければ…)
しばらくして、海輪がオルガスムスを得た。
母の隣でグッタリと寝そべり、荒い息をしながら長く続く絶頂感を楽しんでいる。
娘の腰のすぐ横には母の頭があり、焦点の合わない虚ろな目で天井をぼんやりと眺めている。
そんな奴隷たちに、主が無情な命令を下す。
「よし、交代! 今度は沙羅が上で海輪が下だ!」
目を閉じて休息をとっている母親を転がして愛娘の上に乗せ、尻を叩いて四つん這いにさせる。
母がまだ湿り気のある秘帯に口を当てる。娘も頭をもたげて恥溝に舌を伸ばす。
新郎が後ろから声を掛ける。
「沙羅、どっちから入れてほしい?」
股間に顔を埋めたまま答える。
「少し休ませてください」
「ダメだ。どっちだ? 言え!」
か細い声で呟く。
「そ、そんな…娘が下にいるのに…るのに…」
「いいじゃないか。自分は見たんだから、娘にも見せてやれ!」
おずおずと口を開く。
「で、では、ま、前へお願いします」
「マンコがいいのか?」
「は・い…」
新郎の肉棒が突き刺さる。
娘の秘部を舐めて興奮しているため、肉壁にはじゅうぶんな潤滑油がすでに供給されている。
「あ、あ、あうっ」
歓びの声がすぐに漏れはじめる。
それに呼応するかのように新婦が結合部に舌を付ける。
「い、イヤ、イヤ。海輪ちゃん、ヤメて、お願い。ママ…恥ずかしい…」
新郎が追い打ちをかける。
「どうだ、生のペニスは?」
しかし、あまりに恥ずかしすぎて、本心を打ち明けることができない。
膣内に人間の陰茎を受け入れるのは、実に久しぶりのことだった。
前回は半年前。雅也にセカンドヴァージンを捧げたとき。
その前となると、17年も遡らなければならない。相手は海輪の実父だが、結ばれたのは片手で数えられる程度だった。
つまり、この日の契りは、沙羅にとってわずか数度目の行為になる。
新夫が質問を変える。
「気持ちいいか?」
今度は素直に答えを返す。
「はい、とても気持ちいいです」
陰茎の挿入経験は少ないが、雅也にディルドやバイブを渡されてオナニーばかりしていたため、ヴァギナの感度は以前とは比較にならないくらい上がっている。
(ああ、気持ちいい…
道具より、指より、ずっとずっと気持ちいい…
ホンモノがこんなに気持ちいいなんて…
海輪の部屋で結ばれたときは痛みがあったけど、今日はまったくないどころか、入っただけでお腹が熱くなった。
わたしは、わたしは、すっかり変わってしまった。
娘に大切なところを舐められながら、娘の夫に後ろから愛されている、本当にどうしようもないオンナ)
沙羅が積極的に声を上げはじめる。
「んんーん、うんうんー」
「ふん、んー、ふん、うー」
「おう、おん、おうっ、あっ」
「あ、あ、あん、あん、あんっ」
「イヤ、イヤ、イヤ、イヤー!」
感じるままを表現した淫靡な嬌声が部屋中に響く。
沙羅が恥ずかしさを忘れて絶叫する。
「あっ、も、もう、逝くー!」
しかし、このとき、支配者が思わぬ行動に出た。
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