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歪形の家族性活(12)


 いつもの和室に、義父と嫁がいる。
 祥子がこの離れを訪れるのは、これで6度目になる。振り袖姿で渡ってきてから、ほぼ1日おきに呼ばれている。
 作造の好みで、毎回、和装で抱かれており、この日は薄浅黄色の絽訪問着が選ばれた。祥子には地味目だが、上品で落ち着いた衣装は着用者が既婚者であることを強調していた。

 着物を強要されることはたいして気にならなかったが、義母である美代に着替えを手伝ってもらうことが辛かった。
 傍目には母娘の仲睦まじい光景にしか見えないが、着物を着せられている娘は母の夫のもとへ抱かれに行くのだ。
 祥子には、義父に抱かれる時間よりも、その前後に義母と過ごすひとときのほうが、ずっと耐えがたいものに感じられた。
 義母は本当に優しかった。祥子に対し実の娘のように接してくれるし、孫娘も可愛がってくれる。そこには悪意の一欠片もなかった。

 磯谷屋敷の門をくぐってから2時間あまりのち、空色のツーピースから夏向きの和服に着替えた祥子が廊下を渡って離れの和室を訪れる。
 妖しげに光る黒檀の唐木座卓に肘を載せた作造が、目の前で正座している祥子に猫なで声で話しかける。
「祥子、そんなに緊張せずともよい。うん? ワシの躾にもだいぶ慣れたじゃろう?」
 無表情の嫁が小さく首を振る。
「いいえ、そんな…慣れるなんてことはありません。早く懐妊することを祈る毎日です」
「そんな詮無いことを言うでない。で、一昨日渡した本はちゃんと読んだか?」
「はい、読ませていただきました」
「あれは千草忠夫というワシがいちばん好きな作家の代表作なんじゃ。っどうだ、面白かったじゃろう?」
 若妻が頬を染めて目を伏せる。
「まさか、あんなことをなさるおつもりなんですか?」
 強面の大男が大カラカラと笑う。
「さすがのワシでも、あそこまではできん。でも、まねごとくらいはしたいと思っとる。ワシは今までに何人も縛ってきたが、オマエにはMの素質がある。鍛え上げれば、必ず妖艶な美花を咲かせるはずじゃ」
 長男の嫁が不安げに顔を上げ、義父を静かに見つめる。
「と、ということは、私も本のように縛られるのでしょうか?」
 不敵な笑みを浮かべた義父が、座卓の上に並べられた麻縄や道具を指さす。
「今日から本格的な調教に入る。覚悟せいよ」

 肌襦袢姿にされた婦人が、天然絞り丸太の床柱に立たされ、上半身に麻縄をかけられている。
 床の間の柱といえば壁と密着しているのが一般的だが、ここの床柱は縄掛けしやすいように独立して立てられている。
 上下に掛けられた縄のせいで絞り出された乳房を、両の手でじわじわと揉みながら、義父が尋ねる。
「どうじゃ、初めて縛られた気分は?」
 首筋まで真っ赤にした嫁は、うつむいたまま何も答えない。
「まあ、ええ。自然に声が出るまで、気長に待つことにするかのう」
 大男が下着の合わせ目に手をかけ、力任せに左右に引っ張ると、醜く歪んだ美乳が白昼の下に晒される。
 高手小手に縛られた嫁が、恥ずかしさのあまり歪んだ顔を背ける。
 正面に立った義父が大きな手の平で乳房を包むように揉み上げ、右手の親指と人差し指で左胸の乳首をゆっくりと引っ張る。
 痛みを感じた若妻の眉間に深い皺が寄るが、声が発せられることはない。
「これでどうじゃ。我慢できるか?」
 両方の乳頭が捻り上げられ、激痛が胸全体に広がる。
「い、痛い、痛い。お義父様、痛いです」
「おお、やっと、声を出したか。どうじゃ? 気持ちええか?」
 しかし、柱に縛りつけられた嫁は、うつむいてまた黙り込んでしまう。

「やはり罰が必要なようじゃのう」
 楽しそうにニヤリと笑った主が、生け贄の右膝に麻縄を巻きつけ、縄尻を天井下の鴨居に引っかけてそろそろと下へ引っ張る。
 すると、右の太股が徐々に吊り上げられ、湯文字に隠れていた股間が露わになった。
「イ、イヤ、イヤ! お義父様、やめてください」
 主は生け贄の懇願を無視して、白くて細い足首に縄を巻き、やはり鴨居に通して引っ張る。右足が真っ直ぐ横を向き、左足一本で立つ不自由な姿勢になった。
 義父がこするようにして恥毛を撫でまわす。
「股がすーすーして気持ちよかろう?」
 嫁はあいかわらずうつむいたままだ。
「は、恥ずかしいです…こ、こんなの、恥ずかし過ぎます…」

 男の硬い手が女の股間に伸び、開かれた秘部を荒々しくまさぐる。
「祥子、気持ちええか?」
 嫁がやっと顔を上げて義父を見る。
「お義父様、足の縄を解いてください。こ、こんなの辛すぎます。許してください。本当に恥ずかしいんです」
 生け贄の反応に満足した義父が、怒った振りをして叱りつける。
「ワシは気持ちええかと聞いとるんじゃ。ちゃんと返事せんか!」
 眉元を歪めた若妻が上半身を揺すって抵抗する。
「気持ちよくなんかありません。痛いだけです。はやく解いてください。足がつりそうです」
 予想どおりの回答に、作造が満面の笑顔を浮かべる。
「そうか。なら、もっと気持ちよくしてやらんといかんな」


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豪円寺 琢磨
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