頂点に達して脱力状態の祥子が、床に突っ伏してしまう。
「も、もう、許して…立ってられない…」
しかし、孝次は剛直を差し込み直したかとおもうと、両腕を相手の下腹部に回して華奢な腰を持ち上げる。
「こうしてちゃんと栓をしとかないと。貴重な精液が漏れちゃ困りますもんね」
「あ、ありがとう」
「ちょうどいい。このまま歩いてみましょう。そのほうが子宮にたくさん入るような気がします」
手足を床についた祥子が、ゆっくりと頭を振る。
「む、無理です…体が言うことをきかない…」
孝次がひと突きして励ます。
「大丈夫ですよ。僕が後ろから支えますから。ほら、歩いて!」
秘穴を塞がれた全裸の若妻が、リビングを一周したあと、長い廊下に出る。
「姉さん、いい感じですよ。よく締ってます。このまま進んでください」
操縦者の指示どおりに、義姉が四つ足のままゆっくりと歩を進める。
男はすっかり王様気取りだ。中に収めた肉棒で膣壁の各所を刺激しながら前進を促す。
「どうですか? わが家の廊下を全裸姿で這い回る気分は?」
祥子がかぼそい声でつぶやく。
「恥ずかしい…こんな格好…」
「でも、貴重な体験でしょう? 体が痺れて感じませんか? ビデオではそんなこと言ってたけど」
「わ、わからな・い…」
「今度はオヤジとママがいるときにやってみましょうか? きっと驚きますよ」
祥子がかすかな抵抗を示す。
「そんなこと、絶対にイ・ヤ…」
「でも、『嫌よ嫌よも好きのうち』って言いますからね」
「ほ、ほんとうに、イヤなの…」
孝次が核心に迫る。
「姉さんは虐げられて感じるタイプなんじゃないですか? 世間ではそういう人を“マゾ”って言うらしいけど。僕もそう思うなあ」
祥子が弱々しく首を振る。
「でも、実際、いつもより感じてるでしょう?」
「お、同じです…いつも・と…おなじ…」
「嘘はダメですよ。体は正直なんだから。オマンコの締めつけ具合がいつもと全然違いますよ」
祥子はもうどこを歩いているのかわからない。遠くで孝次の声がぼんやりと聞こえるだけだ。
四つ足で歩いているだけで、官能がどんどん高まってゆく。
挿入されているとはいえ、いままで体験したことのない心地よい痺れが下腹部から全身に広がる。
孝次が背中を軽く叩いて、祥子を目覚めさせる。
「姉さん、着きましたよ。次のステージはここです」
祥子が頭を上げて前方を見ると、両開きの木製ドアがある。
「こ、こ、ここ・は?」
「玄関ですよ」
祥子が孝次の意図を察して、かたくなに拒む。
「イ、イヤ! いくらなんでも、こんなところでするなんて。絶対に無理。無理よ!」
「リビングもエントランスもたいして違いなんてないでしょう?」
祥子が激しく頭を振る。
「だって、人が来たらどうするの? 外に立つだけで声が聞こえちゃうじゃない」
「だ・か・ら、姉さんがさっさと逝けばいいんです。そうしたら第2のクエストはクリアですから、ここから移動できますよ」
祥子は一刻も早くここから立ち去りたかった。
「わかったわ。早くしてね。お願い」
孝次が分身を引き抜いて若妻を立たせる。
「マットの上で寝転がってください」
祥子が2畳ほどのペルシャ絨毯の上に横たわる。せめてもの抵抗として、顔を両手で覆って隠す。
孝次が正常位で繋がり、激しく腰を振りはじめる。
「姉さん、どうですか? 気持ちいいですか?」
祥子は首を何度も縦に振る。
一度火照った体はもう後戻りできない。絶対に声を出してはいけないと思っても、いつの間にか指の間からメス特有の嗚咽が漏れてしまう。
来客はなくとも宅配便や郵便局の配達員がやってくる可能性はある。だから、けっして声を上げることはできない。頭ではそう思うのだが、自分で自分を制御できない。近頃は義弟の一物が入ってしまうと、理性が吹き飛んでしまうことが多い。
「ぁ、ぁ、あ、あ、あっ、あうっ、あん、あんっ」
孝次が両方の乳首を指と口で愛撫すると、甲高い歓声が広い玄関に響き渡る。
「姉さん、人が来たらどうするんですか? 門の外にまで聞こえそうなイヤらしい声ですよ」
祥子が一瞬、我に返る。
「ご、ごめんなさい…あんっ!」
変態的な姿で廊下を歩かされた祥子の体は敏感になっていた。
孝次のピストン運動ですぐに逝きそうになるが、達っしそうになるたびに肉棒を引き抜かれてしまうため、逝きたくても逝くことができない。
意識的に声を抑えていることも、絶頂の妨げになった。
すぐに逝ってはやく奥に入りたかったが、自分ひとりではエクスタシーを得ることができない。
孝次が肉棒を引き抜いて祥子を立たせる。
「姉さん、バックで逝きましょう」
祥子がドアノブに手を掛けて尻を突き出す。
孝次が太股をつかんで一気に貫く。
「さあ、いつでも逝ってください」
そのとき、呼び鈴が鳴った。
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