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強姦願望少女(12)


 幸輔が繭美を横向きに寝かせる。
「さぁ、舐めろ。オマエが汚したんだからな」
 幸輔のペニスには処女の証である鮮血がこびりついている。そして、感じた証としての白濁した愛液も。
 幸輔が長大な分身を、繭美の可憐な口に押し込む。
 繭美はきれいにしなければと思った。恥ずかしい証拠をはやく消し去りたかった。
 幸輔に指示されるまま、剛直のあらゆる部分を舐めてきれいにしてゆく。玉袋さえ口に含んだ。
 血の味がした。臭い苦みがした。渋い酸味がした。でも、嫌な感じはしなかった。ヴァージン喪失の味がこれなんだと思った。

 幸輔が繭美に重なる。今度は正常位で犯される。
 陰毛が陰茎を摩る。足を肩に載せられ、深く填められる。亀頭が子宮口に当たる。屈折した足を大きく広げられ、肉襞のさまざまな部位が刺激を受ける。
 唇も奪われる。幸輔とは初めてのキスだ。口内を硬い舌で犯される。繭美も舌を積極的に絡め、ときどき相手の口内に侵入する。垂らされた唾液もすべて飲み込む。
 胸も襲われる。乳房が揉まれる。ときには激しく、ときには優しく。乳首が口で吸われ、舌で舐められる。乳頭が歯で噛まれる。
 繭美の中で鈍痛が微痛に変わる。膣の中はあいかわらず痛むが、初めに挿入されたときよりはかなり和らいだ。
 バストは気持ちいい。クリトリスも気持ちいい。忘れかけていた快感が少しずつ蘇ってきた。

 幸輔がソファー腰掛け、繭美を背面座位で一気に貫く。
 鍛え上げられた強靱な腕で弱々しい太股を抱え、足を大きく開かせる。ソファーのスプリングを利用して、硬く締まった肉棒をこぎみよくストロークさせる。
「繭美、だんだん気持ちよくなってきたんじゃないのか?」
「そんなことありません」
「でも、体は反応してるぞ。突くたびに締め付けるのはどうしてだ?」
「わかりません」
「感じてるんだろ?」
「知りません」
 幸輔が繭美の体を持ち上げてペニスを抜く。そしてまた亀頭を秘口に付け、腕の力を一気に抜く。膣内が肉棒で満たされる。
「あんっ!」
 微かではあるが、初めて膣内で快感を得る。
「ほら、やっぱり感じてるじゃないか。初日から感じるなんて、さすが強姦願望少女だ」

 幸輔が綾音に声を掛ける。
「綾音、こっちを見ろ! 繋がってるところを見るんだ!」
 繭美が目を瞑ったまま叫ぶ。
「見ないで。綾音、見ないで!」
「繭美、オマエも綾音を見るんだ。ふたりでお互いのマンコを鑑賞するんだ。こんな機会はめったにないんだぞ」
 幸輔が綾音の発言を促す。
「綾音、繭美のマンコはどうだ? ほら、感想を言ってみろ」
 綾音が結合部分を凝視しながら答える。
「きれい。すごく綺麗です」
 心の底から綺麗だと思った。
 繭美が犯される一部始終を眺めていたが、嫌悪感はまったくなかった。AVビデオを観たときは汚らしいと思ったが、繭美の性交シーンにはなぜか美しさを感じた。崇高な感じすらした。
 そして、相手が自分だったらと後悔した。私だったらもっと優しく愛してあげられたのに。私だったら初めから気持ちよくさせてあげられたのに。

 幸輔が繭美をソファーに寝かせ、綾音の前に立つ。
「待たせたね。さぁ、今度は君の番だ」
 綾音が幸輔の目を見て哀願する。
「お願いですから、許してください」
 幸輔が笑っている。
「繭美だけってのは不公平じゃないのかい?」
「そんなことありません」
「いや、不公平だ。繭美は君の見ている前で犯されたんだから、君だって繭美の前で強姦されなきゃ~ね。ね?」
「だって、繭美は…」
「それを望んでたってこと?」
 綾音が無言でうなずく。
「まぁ、繭美は僕のおかげで願望を叶えられたわけだ。最後のほうではちょっと気持ちよくなってたみたいだし。開通式を無事に終えることができてよかったよね。ね、そう思うだろ?」
 綾音がまたうなずく。

 幸輔が綾音の股間を覗き込む。
「綾音だって濡れてるじゃないか。無二の親友が強姦されてるところを見て興奮したんだろう? じゃなきゃ、ここが勝手に濡れたりするはずがないもんな。強姦されていい気味だと笑ってたのか?」
 綾音が頭を振る。
「そんな、ち、違います」
 幸輔が綾音を見つめる。
「じゃあ、どうしてここが濡れてるの?」
 綾音が視線をそらす。
「わかりません」
 幸輔がからかうような口調で尋ねる。
「分からないことないだろう?」
 綾音はうつむくしかなかった。
「本当に分からないんです。私どうかしちゃったんです、きっと」










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豪円寺 琢磨
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