2ntブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

家庭内輪姦の果て(21)


 若者たちが訪問してから3日後の午後10時ちょうど。
 いつものように、信治がリビングのソファで里穂を虐めている。
 上半身を高手小手に縛られて大型犬用の真っ赤な首輪をされた里穂が下から貫かれている。信治は後ろから手を回して、緊縛によって絞り出された豊かな乳房を揉んでもてあそんでいる。
 全裸の信治が置き時計を見て、わざと里穂に聞こえるようにつぶやく。
「もう、そろそろなんだがなぁ」
 里穂が首を捻って信治をチラ見する。
「もしかして、またご友人をお呼びになったんですか?」
 信治がニヤリと笑う。
「いいや。俺が呼んだんじゃない。自分で来るって言ったんだ」
 首筋を赤く染めた里穂が怪訝そうな表情を浮かべる。
「あのう、意味がよくわからないんですけど」
 信治はニヤけたままだ。
「まあ、会えばすぐにわかるさ」
「また酷いことをされるんですか?」
「どうかなあ。それはアイツ次第だな」

 午後10時16分。
 玄関の呼び鈴が鳴った。
「おおっ、着いたようだな」
 信治が里穂を後ろから抱えて立ち上がり、ゆっくりとした歩調で玄関へ向かう。
 貫かれたままのあられもない姿を見知らぬ男に晒すことを想像して、里穂がほっそりとした下肢を揺すって抵抗するが、男の力には抗いようもない。
 エントランスに着いた信治がポーチに向かって嬉しそうに叫ぶ。
「鍵はかかってないから、そのまま入って来いよ!」
 木製の厚いドアが開くと、そこには長身の神経質そうな男が立っていた。里穂の変態的な痴態を見ても驚く様子はない。
「すまない。少し遅れたようだ」
「どうだ? 裸の里穂は? 最高だろう?」
「そうだな。とりあえず中に入れてくれ」

 午後10時27分。
 信治と里穂は10時のときと同じ状態でいる。違うのは、第二の男が向かい側のソファに座っていることだ。
「里穂、お客様にご挨拶をしなさい」
 うつむいていた里穂が顔を上げながら目を開け、いつもの口上を述べようとする。
 しかし、客人の姿が視界に入ったところで何もしゃべれなくなり、上半身を激しく揺すりながら顔を背ける。両足も閉じようとするが、信治の太股がそれを妨げる。
 長い沈黙が続いたあと、里穂がぼそっとつぶやく。
「ど、どうして永田{ながた}さんが…」
 その声に信治が素早く反応する。
「里穂、それはいい質問だ。せっかくだから、永田、説明してやれよ!」

 午後10時43分。
 ふたりの真向かいでくつろいでいる永田雅夫{まさお}が、抑揚のない声でぼそぼそと話しはじめる。
「里穂さん、驚いたでしょう? でも、これは俊樹とあなたのためにしたことなんです。まぁ僕の趣味も多少入ってますけどね。
 俊樹があなたを愛していることは間違いありません。だからこそ、あなたがたお二人のために今回の計画を実行に移したんです。
 そもそもの発端は俊樹からの相談なんです。
 里穂さんは当然気づいてないと思うけど、俊樹はマゾなんです。女性に虐げられて性の歓びを感じる男なんです。
 僕と俊樹は入社してすぐ仲良くなり、互いの特殊な性癖を告白しあう関係になりました。僕と俊樹の大親友だということは里穂さんもご存じですよね? ちなみに僕はドSで、愛奴を何人も抱えています。
 話しにくいけど、正直に言いますね。里穂さんには残酷な話なんですけど、俊樹はアメリカで理想的なパートナーというか自分だけの女王様に出会ったんです。研究所の同僚でアンナというドイツ人です。すでに同棲を始め、主従の関係を結んで楽しんでるそうです。
 でも、心から愛しているのは今でも里穂さんだけなんです。あなたに幸せになってほしいと、俊樹は切実に願ってるんです。
 俊樹は付き合ってるときから、あなたがマゾであることに気づいていましたが、Mどうしでも何とかなるのではないかと考えました。たとえば、二人いっしょに女王様にお仕えするとか。
 しかし、結婚生活を始めてわかったんです。あなたはS男に虐げられて歓びを感じるタイプで、同性ではダメだと。それで、今回のプランとなったわけです」

 午後11時ちょうど。
 信治が分身を差し込んだまま里穂の体を反転させ、訪問者と向かい合わせにさせる。結合部がさらけ出されてしまうが、雅夫の説明に大きなショックを受けている里穂は、羞恥心すら吹き飛んでしまっているため、自ら動こうとはしない。
 そんな茫然自失状態の女に、信治が後ろから口を寄せて耳元で話しはじめる。
「なあ、里穂。だって、おかしいと思わないか? いくら研究バカといったって、愛妻が倒れたのに友達に任せて会社に行くなんて、どう考えてもおかしいだろ。俊樹はそんな薄情なヤツか?」
 表情のない里穂が静かに首を振る。
「そうなんだ。あのとき、俊樹は断腸の思いで家を出て行ったんだ。もちろん、オマエの幸せを願ってのことだ」
 里穂が拗ねたような口ぶりで反論する。
「で、でも、それなら、正直に話してくれたらよかったのに」
「それは無理だ。お嬢様育ちのオマエが理解できるような世界じゃない」
「そ、そんなことは…」
「いや、そうなんだ。だから永田は強制的にマゾのスイッチを押す方法を選んだんだ」
「でも、そんなの酷すぎます。打ち明けてほしかった…」
「逝くことを知らなかったオマエが夫から真実を知らされて、いったいどう対処したんだ? 聞かされたって混乱しただけに決まってる」
「それでも教えてほしかった…」
「だから、俊樹は何度も話そうとしたらしいぞ。でも、里穂の顔を見ると言えなかったって。夫婦でS女の慰みモノになるところなんて、想像できるか? でも、今ならわかるだろう? ハプバーとかSMクラブで実際に会って調教されたんだから」
 目をつむってうなだれている里穂が、諦観したような小声で答える。
「ひとりならともかく、夫といっしょというのは絶対に無理です」
 信治が右手で奴隷の後頭部を優しく撫でる。
「そうだろう? だから、今回の計画を実行に移したんだ。オマエの愛する夫が、『理性という厚いヴェールを剥ぎ取ることさえできれば、妻は素敵なマゾとして開花して性的快感を堪能することができるようになる』って言ったんだ」


関連記事

テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

コメントの投稿

非公開コメント

  PROFILE
豪円寺 琢磨
(Gouenji Takuma)

 サイトを移しました。
 移転先は下記のアドレスです。

 http://seiai.sakura.ne.jp/blog/

  CATEGORY
 PR