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秘密ごっこ(29)


 沙羅が顔を逸らせ、窓の外に視線を向ける。すでに夜の帳が下り、かすかな光さえ確認できない。
 新郎の義娘が外を見たままか細い声で抵抗する。
「そ、そんな破廉恥なこと…できません。無理です…」
「破廉恥って、家でいつもしてることじゃないか」
「それはそうですけど、今は無理です。娘の目の前でするなんて…これから娘を…しようとしてる人に…するなんて…」
 雅也が脅迫する。
「ダメだ! オマエがやらないなら海輪にさせるぞ。それでいいのか?」
 沙羅が振り向いて娘の様子を眺める。

 かなり官能が高まっている。局部もじゅうぶんに濡れているだろう。もう挿入しても大丈夫だ。
 しかし、自分が拒否すれば、娘がズボンを脱がしてフェラチオをすることになる。処女にとって、かなりの負担になるはずだ。

 沙羅は抵抗を諦めた。海輪がこちらを見ていないことが、せめてもの救いだ。
「分かりました。ご奉仕させていただきます」
 義父の前でかがみ、バックルを外してベルトを緩め、ズボンとブリーフを引き下げる。
 力を失って垂れ下がった状態のペニスが姿を現す。
「分かるだろ? このままじゃ入らないこと」
 沙羅が手慣れた手つきで口淫を開始する。

 すぐ隣では新婦が荒い息を吐き出しながら喘いでいる。
 はやく大きくしないと娘が可哀想だ。急がないと手淫で逝ってしまうかもしれない。
 右手で棒皮を扱き、左手で陰嚢を揉み、口唇で亀頭を激しく舐めまわす。
 肉茎が体積を増し、先端が上向く。

 同年齢の義娘に口奉仕させている新郎が、高見にのぼりかけている幼い新婦に最終確認をとる。
「海輪、準備はどうだ?」
「はい、大丈夫です。いつでもどうぞ」
 フェラチオに夢中になっている同級生に、雅也が指示を出す。
「沙羅、フェラはもういいから、パンツを脱がせてあげなさい」
 その言葉に沙羅が躊躇する。剛直を咥えたまま首を振る。
「オマエは本当に言うことを聞かないオンナだな。自分の立場が分かってるのか? 儀式がスムーズに進むようにお手伝いするのが役目じゃないか」

 新婦が実母のスカートを掴んで引っ張る。
「いいの、ママ。ママに手伝ってほしいの。お願い、お願いだから、脱がせて!」
「ほら、娘の願いを聞いてやれよ」
 スカートが捲れないよう注意しながら、両手を使って素早く脱がす。海輪が腰を浮かして手伝う。
 ショーツ全体が湿り気を帯びている。急いで尻の下に隠す。
「あのー、他のは…」
「ほか? あぁ、いいんだ、着たままで。今日は最後まで制服を着たままだから。海輪も、オマエも、もちろん俺も」
「えっ、そんな…服を着たままなんて…」

 新郎が新婦の足下に陣取り、正座をして獲物の太股を掴む。
「海輪、始めるよ」
 新婦が頭をもたげ、足の間にある新郎の顔を見つめる。
「ふつつか者ですが、どうかよろしくお願いします」
 新夫が覆い被り、額と額と突き合わせて優しく囁く。
「長い間、待たせたね。3ヵ月くらいになる?」
 新妻が目をそらさずに答える。
「はい、そのくらいだと思います」

 上半身を起こした雅也が、膝裏に手を当てて上へ持ち上げる。海輪の細長い両足が板張りの天井に向かう。チェック柄のフレアースカートが捲れ、興奮して膨れあがった秘唇が露わになる。
 自慰で刺激された蜜壺はすっかり潤い、充血した肉豆が包皮から顔を出している。会陰には透明の滴が垂れている。肛門がひくついている。
 雅也がさらに押すと足がM字に開かれ、肉口がパックリ開く。内陰唇の内側全体が照り輝いている。
「海輪、入れるよ」
「はい、お願いします」
 沙羅が再び海輪の左手を握りしめる。

 実の娘が元カレに犯されようとしている。
 自分の専有物になるはずだったオトコが、愛娘のヴァージンを奪おうとしている。
 そして、それを手助けしている自分が今ここにいる。
 ひとりの男を実の母娘で共用するなんて…親子で犯されて弄ばれるなんて…畜生にも劣る行為なのに…あまりに破廉恥すぎる。
 でも、すべては自分の責任だ。
 雅也と海輪は正式な夫婦になったのだから、結ばれるのは当然の行為だが、元カノでしかない自分は違う。
 恋人と実娘が結婚すると聞かされた時点で、きっぱり関係を絶つべきだった。
 肉欲に負けてメス奴隷に成り下がった自分が恨めしい…


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テーマ : 18禁・官能小説
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豪円寺 琢磨
(Gouenji Takuma)

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