朝食を遅く摂ったため、昼食は2時頃でした。
私が野菜のたっぷり入った湯麺を作りました。幸恵さんは美味しい美味しいと言いながら食べてくれました。
午後はテレビを観ながら雑談をして過ごしました。Hなことはいっさいなしでした。
午後4時頃、来訪時のスーツに着替えて日野家を出ました。そして、駅へ行って喫茶店で雑誌を読み、6時過ぎに帰宅しました。
幸恵さんの顔を見ている間はほとんど気にならなかったのですが、帰宅して妻の顔を見た途端、妻と日野氏がどんなセックスをしたのか気になり出しました。
はやく動画を見たい。そう強烈に思いました。
しかし、帰宅早々に観るわけにもいかず、普段通り入浴して晩御飯を食べました。
食事中はあえて“交換”に関する話題を避け、ありきたりの話をして時間を潰しました。
妻と日野氏がどのような時間を過ごしたのか聞きたくて聞きたくてしかたがなかったのですが、自分と幸恵さんの交流について説明することが嫌だったため、あえて質問はしませんでした。
妻から積極的に尋ねてくることもありませんでした。詳細は幸恵さんから聞けばいいわけですから、夫から無理やり聞き出す必要はないわけです。
しかし、私は違います。日野氏とは個人的な交流がないので、“交換”の様子は妻に説明してもらう以外に知る方法がありません。
今回は記録動画があるので、先にビデオチェックを行い、そのあとで疑問点を妻にぶつけることにしました。
この夜、リビングでくつろいでいるとき、妻が側に来て「ビデオ観る?」と尋ねました。
ドキッとしました。《みたい!》というのが、きっと顔に出ていたのでしょう。でも「観る、観る」とは言えず、「今日は疲れたからいいよ。早く帰った日に観る」と返事しました。
妻は「とりあえず渡しとくね」と言って、ポータブルタイプのハードディスクをテーブルに置きました。
我が家のデスクトップPCはリビングにあり、妻に内緒でPCを使うのは困難です。それに妻は専業主婦ですから、私が自宅で一人になることもほとんどありません。
仕事用のノートパソコンや趣味用のタブレットはありますが、内容が内容ですから外で観るわけにはいきません。
というわけで、インターネットカフェで観ることにしました。
幸いなことに仕事はそれほど忙しくなく、退勤後に駅前のネットカフェに入り、終電の時間まで動画を見続けました。
毎日目を赤くさせて帰宅するため、妻は心配して「今週も忙しいのね」と言って労ってくれました。
まさかネカフェで動画を見過ぎて充血したとは言えず、「うん、まあ、いつものことだよ」と答えて口を濁しました。
動画の内容は、衝撃的なものでした。
4度目のときに収録した音声にも驚かされましたが、その百倍以上のインパクトがありました。
もし私がNTR趣味の寝取られ男だったら、興奮のあまり気絶していたかもしれません。
月曜日の夜に初めて観てから、その週はほとんど仕事になりませんでした。妻の痴態が脳裏から離れず、作業に集中できなかったからです。
帰宅後も、妻の顔を見ると日野氏とのプレイが脳裏をかすめるため、すぐ就寝し早朝に出勤する毎日でした。
どうやって話を聞こうか、ずいぶん悩みました。
いきなり細かい質問をぶつけたら、「どこで観たの?」という話になります。仕事のふりをしてネカフェで観ていたとは、口が裂けても言えません。かといって、適当な質問をしてお茶を濁すわけにもいきません。
そこで、土曜日の日中に一人で観て、夕食後、二人でいっしょに鑑賞しながら質問をぶつけることにしました。
今回の動画を観たあと、3度目のときに撮られた画像と4度目のときに録られた音声を再確認したのですが、新たな疑惑がたくさん出てきて、頭の中の混乱にさらに拍車がかかりました。
4度目の“交換”の詳細がわかっていたら、私は5度目を拒否していたと思います。
うかつでした。優柔不断で小心者の私だけが知らなかったのです。幸恵さんとの甘い関係に溺れ、うつつをぬかしていた私がバカだったのです。
土曜日の朝、妻に尋ねました。
「いまから例の動画、観てもいいかな?」
もちろん返事はイエスです。
いっしょに観たいとは言いませんでした。それどころか、「買い物に行って来る」と言って、私を一人にしてくれました。さすがに、いっしょにいるのが恥ずかしかったのでしょう。
私は何度も繰り返し観た動画を再度観ました。そして、質問する内容とタイミングを復習しました。
昼食後にも観ました。妻はまた外出しました。
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