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交換も五度目なら(12)


 日野氏が妻の後ろにまわり、エプロンの紐をほどきます。
 白い布が太股に落ち、それを日野氏が奪い取ります。
 妻が「嫌!」と小さな声を出しました。日野氏が「動くんじゃない!」と命じました。
 カメラの視線が下がってゆきます。
 見慣れたおへそが見えました。上下に揺れています。呼吸が荒い証拠です。
 さらに下がります。
 またリモコンが見えました。えっ? リモコン? これはどこに繋がってるの?
 さらに下がります。
 デルタ地帯に突入です。えっ? 毛は? あるはずの毛がありません。 
 さらに下がります。
 ローターが見えました。小陰唇の最上部です。
 ローターがズームアップされます。やはり透明テープで固定されています。ブ~ンという低い振動音が聞こえてきます。乳輪同様、動きっぱなしだったようです。

 日野氏が「足を開いて!」と命令する声がします。
 カメラの前で妻が股間を晒します。日野氏はテーブルの下にもぐって撮影しているようです。
 妻のもっとも大切な部分が大画面で映し出されました。
 恥毛はすべてきれいに剃られています。大陰唇にもアヌスの周りにも一本の毛もありません。
 足を大きく開いているため、すべてをはっきり観察することができます。日光下での低感度撮影なので、毛穴までクッキリ映っています。
 寝室の薄暗がりの中で見たときとまったく違います。そこは、まさに光り輝いていました。
 素直に美しいと思いました。

 クリトリスの上に貼られたローターが振動しています。
 それほど強い振動ではないし皮の上からの刺激なので、逝ってしまうほどではないでしょうが、乳首も同時に刺激されているわけですから、快感がどんどん高まってゆくのはしかたのないことでしょう。
 カメラはヴァギナを映します。ガムテープが膣口を塞いでおり、真ん中から線が出ています。

 日野氏がガムテープを突きます。
「ここには何が入ってるの?」
 妻の内股が微かに震えています。
「バイブレーターです」
 日野氏が優しく命じます。
「じゃぁ自分でとってみて」
 妻の手が上方から映り込みます。
 細い指がためらいがちにガムテープを剥がしてゆきます。恥毛がないため、簡単にとれてしまいます。
 線を握って下に引っ張ります。ドンッという音がしました。
 膣口がパックリと開いています。周囲に白いものが付着しています。内壁が見えます。粘液で覆われヒクヒクと蠢いています。
 日野氏がまた命じます。
「クリのローターも外して!」
 妻が言われたとおりにします。

 画面が大きく揺れました。日野氏がテーブルの下から動いたようです。
 ピントが合ったとき、カメラは妻の上半身を正面からとらえていました。日野氏は自分の席に着いたようです。
 妻は顔を真っ赤にして恥ずかしそうにうつむいています。こんな可愛い表情の妻を初めて見ました。まるで少女のようです。
 日野氏が両胸のローターを外してテーブルに置き、また妻に命じます。
「落としたモノを拾って!」
 全裸の妻が画面から消え、また現れます。右手に醜悪なバイブレーターを持っています。
「目の前に出して!」
 妻がゆっくりと掲げます。
 愛液で黒光りしているバイブレーターが大きく映し出されます。
 長さはそれほどありませんが、太さが尋常ではありません。5、6センチはあるのではないでしょうか。こんなものが妻のアソコに収まっていたなんて信じられません。
 カレー皿の横にバイブレーターとピンクローターが並んでいます。なんとも異様な光景です。
 なにしろ、私が毎日食事を摂っているテーブルに、妻の責め道具が並んでいるのですから。しかも、私の席に座っているのは、赤の他人なのです。

 カメラが妻の顔をアップでとらえます。
「今の気持ちは?」
「気持ちと言われても…」
「刺激がなくなって寂しくない?」
「いえっ、ホッとしてます」
「ホントに?」
「ホントです」

 ホッとしたという妻の言葉に嘘はないでしょう。
 バイブとローターによる刺激が快感を与えたことは確かでしょうが、その刺激に慣れていない妻にとって、器械による刺激はかなりの不安も与えていたはずです。アクメに達することも難しいでしょう。
 それに、ビデオを撮られているという意識もあったでしょう。
 痴態を晒してしまえば、後で夫に観られてしまうわけですから、こういった状況で感じているところを撮られたくないという意思は働いたと思います。










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テーマ : 18禁・官能小説
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豪円寺 琢磨
(Gouenji Takuma)

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