日野氏が座ったまま妻に話しかけます。
「ではオッパイを見せてもらうよ。いいね?」
妻が首を振ります。
「恥ずかしいです。ご主人様、クッションをとってください。お願いします」
妻の懇願を無視して、日野氏はセーターをたくし上げ、妻の頭を隠してしまいます。
ブラジャーが現れました。ふだん妻がつけている肌色のシンプルなものです。
エロティックなハーフカップのブラでも着けさせられているかと想像していたのですが、小説を忠実に再現するためにこういったチョイスになったようです。
日野氏がブラジャーのホックを外すと、ブラジャーが吊り上がり、妻の小ぶりな乳房が現れます。体を伸ばしているため、ただでさえ貧相な胸がさらに平らになっています。
しかし、すでに興奮しているのでしょう、妻の乳首は勃起しています。
「硬くてコリコリだ」
そう言って、日野氏が乳首を甘噛みします。
「ううっ」
セーターの中からくぐもった声が聞こえてきます。
日野氏が口で乳輪を舐めまわし、両脇をくすぐるように撫でます。
くすぐったいのか感じているのか、妻は上半身をくねらさせますが、表情はわかりません。
「約束を守ったかどうか確認させてもらうよ。さあ、立って!」
日野氏が妻の腰を持って支えます。
妻がよろよろと立ち上がります。
約束? まだ約束なんかしていたのか?
中腰になった日野氏が妻の腋に鼻をつけてクンクンと嗅ぎはじめました。そして次に舌の腹を使ってていねいに舐めまわしました。
「臭いなあ。ちゃんと洗ってるの? 味も酸っぱいぞ。うん? それにチクチクするし。お手入れはちゃんと毎日しなきゃダメじゃないか!」
最後は怒ったような口調です。
妻が遠慮がちに言い訳します。
「そ、そんなこと言われても…ご命令に従っただけです。ご主人様」
妻の腋がアップで映し出されます。黒いブツブツが確認できます。腋毛です。
妻は入浴時にカミソリで腋毛を処理しています。
私は生えかけの状態すら見たことがありませんから、普段は毎日のように剃っているはずです。
この日のプレイのために一定期間処理を控えていたのでしょう。
小説と同じだ。このとき、そう思いました。小説でも主人公がこのようなことをするのです。
動画のこの部分を初めて観たとき、最後はどうなってしまうのだろうと不安になりました。ドクンドクンと心臓を打つ音が聞こえたような気がしました。
というのも、『愛妻日記』では、愛妻は繁華街の大通りの歩道に手錠をされたままチェーンで繋がれてしまいます。
全裸にコートだけ羽織った姿で、耳掻きで自慰をしながら輪姦されるのを待ちます。
夫は近くに隠れ、その様子を覗き見します。
まさか妻を外に連れ出す? いやいや、そんなことはない。《家から出ない》というのは“交換”の絶対的なルールです。
しかし、今までの経緯からして、ルールの抜け穴を見つけているかもしれません。
最後の砦は妻の拒絶ですが、すでに主従の関係ですから、嫌々ながらも従ってしまうかもしれません。
不安、恐怖、そして歪んだ期待を抱いて、私は続きを観ました。
日野氏がスカートのホックを外します。スカートが足下に落ち、ピンクの下着が出てきました。
ピンク色のロングガードル(後で調べたらトリンプのニナ・カピオナ253という製品でした)です。
妻がガードルを着けている姿を初めて見ました。
三十代半ばですから持っていてもおかしくはないのですが、妻は専業主婦で下半身に疲労をもたらすような労働もしていないため、家の中でも外出時でもガードルは着けません。きっとこの日のプレイのために購入したのでしょう。
カメラが前後左右からガードルを映します。小説では上にパンストが下にショーツがあるのですが、映像の妻は素肌にそのままガードルを着けています。
初めて見る妻のガードル姿に、新鮮な印象を受けました。明るい薄桃色が艶めかしさを演出しています。
股間がアップで映し出されます。
妻はかたく足を閉じています。
バラの刺繍模様の中にハッキリとした縦線が確認できます。恥毛を剃ってしまったからこそ拝める光景です。
なんてイヤラシイんだ。愚息がピクンと反応してしまいました。
パイパンにガードルの直履き。意外な組み合わせです。
パンストの直履きはよくあるパターンですが、パイパン+ガードルというのはAVでも観たことがありません。
小説では恥毛+ショーツ+パンスト+ガードルですから、これは日野氏のオリジナル・アイデアです。
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