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交換も五度目なら(23)


 妻の心情をもう少し突っ込んで調べたかったのですが、ほかにも聞きたいことがたくさんあるので、次の質問に移りました。
「まぁいいや。それで、ガードルは?」
「それもお風呂のときに」
「わざわざ買ったの?」
「そうよ。私持ってなかったもの、ガードルなんて」
「そうだよね。で、アレを選んだのは、冴子?」
「そうよ。交換会にピッタリのものを選ぶように言われたから、いろいろ悩んじゃったわ」
「で、ピンクの小さなガードル?」
「そう。可愛かったでしょ?」
「小説ではショーツ履いて、その上にガードル履いて、さらにその上にパンストを履いてるけど、素肌にガードルだけっていうのは政彦さんの指示?」
「そうね。上はいつも着けてるブラにセーター、下は新品のガードルとスカートだけ。そう言われたの」
「それで、どんなことされると思った? いきなり裸エプロンで、次がバイブ責めだろ?」
「当然、服を着たままされると思ったわ。小説もそうでしょう? ハサミで下着を切られてリビングのあちこちで愛される。そう思ってたの。でも…」
「でも、なに?」
「ガードルのあそこに穴を開けられるなんて、思ってもみなかった…」
「ハサミが入ったとき、どう思った?」
「また道具を使われると思ったわ。震えるオモチャでアソコをまた塞がれちゃうって」

 第3動画最大の疑問について確認しました。
 『どうして生挿入&中出しを許したのか』という謎についてなのですが、ストレートに質問しても満足な回答は得られないと考え、外堀から徐々に埋めていく作戦をとりました。
 まずは優しく問いかけます。
「マンコにバイブを入れられると思ったら、チンコが入ってきたわけだよね?」
「そんなはっきり言わないでよ。あなた、今日はとても下品よ。どうしたの?」
「そんなことはいいんだ。政彦さんのペニスが入ってきたとき、どう思った?」
「えっ、えっ、えって感じだったわ。まさか本物を入れてもらえるなんて思ってなかったから」
「うれしかった?」
「ふ、ふつうよ」
「本物だって、すぐわかった?」
「それはわかるわよ。何度も経験してるんだから」

 外堀を埋めにかかります。
「ゴムをつけてないことも?」
 意外な質問に、妻が私を見ます。私も妻の顔を見ます。
 ワインのせいでほんのりと赤くなった愛妻の顔には、戸惑いの表情がありありと出ています。
「え、ええ。すぐじゃないけど、しばらくして気づいたわ」
 ここで突っ込みを入れます。
「着けてくれって頼まなかったの?」
 妻が私に寄りかかったままワインを口に含みます。そしてまた私の顔を覗き込みます。
「ねえ、絶対に怒らない? 怒らないって約束してくれたら話す。怒るんなら話さない」
 私は嘘をつきました。沸き起こる怒りを抑え込み、無理やり笑顔をつくります。
「そんな、怒るわけないじゃないか。僕は真実を知りたいだけなんだから。素直にありのままを話してよ」
 妻は安心したようです。ワイングラスをテーブルに置き、また私にしなだれかかりました。

「じゃあ話すね。政彦さん、ゴム、嫌いなのよ。幸恵ちゃんとするときもあまり着けないんだって。で、前のときにね~。ゴムなしでもいいかって聞かれてね…」
 妻が口ごもります。
 沈黙に耐え切れず、なじるように尋ねます。
「それで、冴子、おまえ、許したのか?」
 左手がぶるぶる震えます。その上にある妻の手は、私の震えを直に感じたはずです。
 妻が甘えた声を出して場を繕おうとします。
「だ、だって~。しょうがなかったのよ。あのとき、さんざん焦らされてて、頭も体も変になりそうだったんだもの~」
 私は全身がダルマストーブのように熱くなるのを感じました。

 やっとの思いで尋ねます。きっと相当な怒気を含んでいたでしょう。
「それで許したのか」
 妻が私の胸に頭を埋め、額を強く押しつけます。
 私は妻を引きはがし、両肩をつかんで激しく揺すります。
 怒声が飛び出します。自分で自分の声に驚いてしまいました。
「オレはダメで、アイツならいいのか!」
 妻の目が大きく開かれます。私のあまりの怒り様に驚いたのでしょう。
「1回だって生で入れさせてくれたことなんかないじゃないか。何回頼んだって、いつもいつも絶対ダメだって。どうして、どうしてなんだよ!」
 妻がまた私の懐に顔を埋めます。両手を背中に回し、私をきつく抱きしめます。
「ごめんなさい。本当にごめんなさい」
 涙声で何度も謝りますが、私の怒りはおさまりません。










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豪円寺 琢磨
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