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交換も五度目なら(28)


 日野氏がハサミを持ち、妻の衣服を切り刻んでゆきます。
 手錠を外さずに服を脱がすにはこの方法しかありません。
 手錠を外して脱がせることもできますが、このほうがSとして満足するのでしょう。
「取ってこい!」
 日野氏が命じます。
 妻がグレーのハーフコートを肩にひっかけて戻ってきます。
 前のボタンは掛けられており、上半身はコートで隠されていますが、膝から下は露出しています。
 やっぱり輪姦が始まるんだ。そう思いました。
 日野氏がリビングの窓を開けます。外にはベランダがあります。
 我が家のベランダはかなり広く、2メートルほどの奥行きがあります。
 なるほど。どうやらベランダを大通りに見立ててプレイするようです。
 
 日野氏が妻の肩を抱いて外へ連れ出そうとします。しかし、彼の意図に気づいた妻は強く抵抗します。
 それはそうでしょう。いくら暗くなっているとはいえ、ベランダの下には住民用の公園があります。
 遊んでいる子供もいるし、ペットを散歩させている大人だっています。しかも彼らはみな顔見知りです。
 とはいえ、我が家は9階の西端に位置していますし、ベランダの壁は高さが1メートルほどありますから、わざわざ乗り出して手でも振らないかぎり、下から見られることはありません。
 日野氏もそのことはちゃんと計算していたはずです。

 日野氏に背中を強く押された妻が、つんのめるようにベランダに出ます。
「政彦さん、お願い。これだけはダメ。無理よ。はやく中に入れて!」
 プレイを忘れるくらい妻は動揺しています。
 しかし、日野氏は無言です。右手首の手錠を外し、上部の手摺りにひっかけます。妻はしゃがんで隠れようとします。
 しかし、無情な命令が下されます。
「立て! 立って外を見るんだ」
 妻の顔はこわばって今にも泣き出しそうです。
「ね、政彦さん。外して。お願い」
 日野氏がプレイの続行を宣言します。
「マサヒコじゃない。ご主人様だ。いいか? ご主人様だ。そしてオマエはメス奴隷だ」

 しばしの沈黙があり、意を決した妻が返事をします。
「わかりました。ご主人様。でも、絶対に気づかれないようにお願いします。本当にお願いします」
 日野氏の声が少しだけ優しくなります。
「わかってる。バレたらオレだってココに住めなくなるんだから。ご主人様を信じて集中しろ。わかったな」
 妻がよろよろと立ち上がります。
「わかりました。よろしくお願いします」
 こんな命令にまで従うのか。私は絶句してしまいました。
 なにかトラブルが発生すれば、マンションを出て行かなければなりません。
 でも、結果的に大丈夫だったことがわかっているので、このときはかなりの興奮状態で動画を見つめていました。

 プレイが始まります。
「とりあえずココにいろ。座るんじゃないぞ。立って外を向いてるんだ!」
 日野氏がベランダから消えます。
 ベランダの端に設置されたカメラが、妻を撮影しています。不安感と羞恥心で動揺しているのが手に取るようにわかります。
 じっとしていると不安なのでしょう。体を小刻みに動かしています。
 日野氏は3分ほどで戻ってきました。ニコニコしながら怯えている妻に話しかけます。

「奥さ~ん、こんな大通りで何してるの? 近くでお茶でもしない?」
「いえ、けっこうです」
「そんなこと言わずに。ねえ、行こうよ、さあ」
「いえ、本当にけっこうですから」
「あれっ? この手錠はなに? もしかして繋がれてるの?」
「き、気にしないでください。はやくどっかへ行ってください」
「でも、靴も靴下も履いてないじゃない」
「こ、これは…」
「あ~わかった。奥さん、浮気したんだ。ソレで罰ゲームやらされてるんだね」
「違います。人を待ってるんです」
「手錠で繋がれて? それは変でしょ。胸元から素肌が見えてるし。もしかして中は裸なの? ちょっと確かめさせてね」
「い、嫌! 触らないでちょうだい。ね、お願いだからヤメテ…」
「ほ~ら、やっっぱり裸だ。ってことはヤっちゃてもいいってことだよね」
「違います。あなたの勘違いです」
「そんなこと言ったって無駄だよ。じゃあ、いただきま~す」
 男がズボンを膝まで下ろして腰を突き立てます。
 左手で女の右足を持ち上げ、肉棒を秘口に差し込みます。女は右手で男の左腕を握り、自らの体を安定させます。
 男が突き入れるたびに女の左足が浮き上がります。二人とも壁を乗り越えて落ちてしまいそうな勢いです。
 女は声を押し殺して我慢しています。クチュクチュという淫靡な微音だけが漂っています。
 しばらくして女に絶頂がやってきました。
 女は小さな声で「逝く!」と叫び、背中を反らせました。
 落ちそうになる女を、男が慌てて捕まえます。
 男が女の頭を撫でます。
「気持ちよかったよ。奥さん、ありがとう。じゃぁまたね!」
 お礼を言って、男は立ち去ります。

 通りすがりの若い男に強姦されるというストーリーでした。
 後で妻に確認しましたが、この寸劇はベランダというシチュエーションを含め、完全なアドリブで進められました。
 裸にコートというところまでが事前の了解事項です。
 映像からは妻の緊張した様子が伝わってきますが、これは本物の反応だったわけです。
 ご近所に知れたら大変なことになる。そのことがずっと頭から離れなかった、と妻は言っていました。
 正直に言いますが、私はこの動画に相当興奮しました。何度観ても勃起しました。
 ちなみに、このとき妻はアクメに達しましたが、日野氏は射精しませんでした。










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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

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豪円寺 琢磨
(Gouenji Takuma)

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