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交換も五度目なら(34)


 ここまで、妻は一度もアクメに達していません。
 いくら素質があるといっても、それは肛門が広がる可能性であって、アヌスで快感を得る体質とは関係ありません。
 もちろん、日野氏もそのことは理解していました。
 ですから、ここからは妻を絶頂に導くことが優先されました。といっても、アナルセックスをしなかったわけではありません。
 全裸の二人は並んで寝て、1時間ほど休憩をとりました。
 この間、日野氏は妻のアヌスのケアを行いました。ビールを飲みながら、雑談をしながら、アヌスに炎症止めの軟膏と油性ローションを塗り、指の腹で優しくマッサージを続けました。

 饗宴が再開されました。
 アヌスでは逝くことができないと判断したのでしょう。
 日野氏はペニスをアヌスに挿入した状態で、クリトリスやヴァギナを刺激しはじめました。
 はじめは指を使っていましたが、途中からローター、電マ、バイブレーターでの愛撫に切り替えました。
 妻は何度も絶頂を迎えました。
 アヌスだけでは無理でも、陰核や膣口への刺激を加えれば、ちゃんと逝くことができたのです。

 動画は4時24分で終了していました。

 以降の動画はもうないので、妻から聞き出した情報で、この日の二人の行動を再構成しました。

 二人が起きたのは、午後1時頃です。入浴して、着替えて、遅めのブランチをとりました。
 しかし、主従関係はまだ維持されていました。
 日野氏はスーツ姿ですが、妻は裸エプロン姿です。前日と違い、ふだん使っているエプロンを着用しました。
 食事中、妻はずっとフェラチオを強要されました。
 トーストを頬張りコーヒーを啜るご主人様の足下で跪き、半立ち状態の分身を舐めつづけたのです。
 それから、家のあちこちで犯されました。
 ダイニングで、リビングで、ウオークインクローゼットで、トイレで、廊下で。
 前にも後ろにも挿入されました。入浴時には再度浣腸されアナルマッサージも受けました。
 午後4時過ぎ、最後に愛妻は玄関で四つん這いにされ、後ろからアヌスを犯されました。
 この日射精したのは、このときだけでした。冴子は数え切れないほど逝かされました。

 動画はないと書きましたが、実は玄関先で撮影された短いファイルがあります。
 妻が隠し持っていたもので、撮影は妻のiPhoneで行われていました。撮影者は日野氏です。妻といっしょに動画を観た夜、偶然発見しました。
 二人の会話を抽出します。
 ファイルは後ほど圧縮してそのまま送信させていただきます。

「ほら、後ろを向きなさい」
「はい、ご主人様」
「自分の手で穴を広げなさい」
「はい、ご主人様」
「言うことがあるだろう?」
「メス奴隷・冴子のお尻の穴をご覧ください」
「穴から垂れてるものは何だ?」
「ご主人様の精液です」
「アヌスのヴァージンを奪われて気持ちよかったか?」
「はい、ご主人様に喜んでいただけて、冴子はとても幸せです」
「そうか。こっちを向いて正座しなさい」
「はい、ご主人様」
「ご主人様の分身に最後のキスをしなさい」
「はい、ご主人様。オチンポ様にキスをさせていただきます」
「うん。気持ちいいぞ」
「ご主人様、お願いがあります」
「んん、なんだ?」
「オチンポ様がメス奴隷のせいで汚れています。お口で清めさせてください」
「そうか、わかった。特別に許可しよう」
「ありがとうございます」
「オマエはこれからずっとオレの奴隷だ。携帯で指示を与えるから、命令にはきちんと従うんだぞ」
「ふぁい」(咥えたまま返事している)
「アナルプラグはつけっぱなしにしておくんだぞ。外していいのは旦那といるときとオレの許可があったときだけだ。いいな?」
「ふぁい」
「なるべく早く会えるように旦那を説得しろよ。いいな? オレは毎日でもいいくらいなんだから。もういい。口を離せ」
「はい、わかりました。ご主人様の命令は絶対です。メス奴隷の冴子を思う存分いたぶってください」
「じゃぁまた来るからな」
「はい、ご命令をお待ち申しております」










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テーマ : 18禁・官能小説
ジャンル : アダルト

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豪円寺 琢磨
(Gouenji Takuma)

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