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秘密ごっこ(05)


 咲良は、駅前のマクドナルドにいた。あまりのショックに注文することも忘れていた。つるつるした硬い椅子に呆然と座っていた。

 ママと先生があんなことするなんて…

 インフルエンザで学級閉鎖となり、咲良は授業を受けることなく帰宅した。
 玄関に先生の靴があった。変だと思った。こんな時間に何故? 嫌な予感がして音を立てないように階段を上った。自分の部屋で人の気配がした。耳をすますと男と女の話し声がする。母親と先生のようだ。ドアは半開きになっていた。咲良は四つん這いになり、隙間から部屋を覗き込んだ。
 自分のベッドに横たわっているのは、愛してやまない母だった。その母を近くで見下ろしているのは、崇拝の的である大塚先生だった。先生はいつもの若々しいファッションだったが、母は咲良の制服を身につけていた。

 いったいなにをしてるんだろう?

 咲良には想像もつかなかった。しかし、淫猥な雰囲気が部屋全体を包み込んでいることは感じることができた。
 いま自分は見てはいけないものを見ている。この場を離れなければいけない。頭ではそう思ったが、体が動かなかった。動揺のあまり足が小刻みに震え、手の平に汗がにじんだ。

 雅也が美和の枕元にそっと腰掛けた。
「咲良、始めるよ。いいね?」
 美和が返事をした。いつもの声ではなかった。はにかむ乙女の声だった。
「ええ、いいわよ。雅也さん。でも、なんだかとっても恥ずかしい」

 咲良は母が先生のことを雅也さんと呼ぶのを初めて聞いた。二人がどんな関係なのかはよくわからないが、声の様子から相当親しい間柄であることが察せられた。

 先生はどうしてママのことを「咲良」って呼んだんだろう? 私はここにいるのに。それに、どうしてママは恥ずかしいのだろう? 私の制服を着ているから?

 雅也がキスをしながら咲良の制服を脱がせはじめた。
 母が恥ずかしいと言った意味がわかった。母と先生はここでセックスしようとしているのだ。咲良はもう目を離すことができなくなった。

 ママがしきりに「恥ずかしい」と言っている。どうやら初めて先生に抱かれるようだ。でも、どうして私の部屋なんだろう? 自分の部屋に大きなベッドがあるのに。
 ママは先生に「痛くしないで」と頼んだけど、なぜ処女のようなことを言うのだろう? もしかしてママはヴァージン? いや。そんなことはあり得ない。ママはマリア様ではないのだから。しばらく大事なところを使ってないから? たぶん、そんなところだろう。もしママが浮気をしていないなら、十六年以上使ってないことになるし。
 でも、そんなママがどうして先生に抱かれようとしているのだろう? なにか弱みを握られて脅されている? ないない。それはない。二人の様子からして、合意の上で行為に及んでいることは明らかだ。

 雅也が声を出した。
「おっぱい、見せてくれる?」

 あっ、私のブラだ。ママは服だけじゃなく、下着まで私のものを身につけている。どうしてなんだろう? わからない。
 
 雅也がまた声を出した。
「きれいだ。本当にきれいだよ、咲良」

 えっ、サラ? また私の名前を呼んだ。先生はママのことをずっと咲良って呼んでいる。ママも否定しない。私として振る舞っている。どうして? どうして? いくら考えてもわからない。

 上半身裸の美和が寝かされた。雅也が覆い被さり、美乳を優しく刺激しはじめた。
「あっ」
 美和が声を発した。

 ママが変な声を出しはじめた。本当にイヤラシイ声。でも、あれが感じている女の声なのね。
 ママがバストを揉まれている。ニップルを舐められている。吸われている。とっても気持ちよさそう。
 声がどんどんイヤらしくなっている。手で口を塞いでいるけど、それももう限界みたい。
 ママの手が先生の背中に回った。横顔しか見えないけど、なんだか苦しそうな顔をしている。でも、気持ちよくなってることは間違いない。ママの声は明らかに感じている。

 咲良は床に肘をついた。そして、右手を前から股間に伸ばした。


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豪円寺 琢磨
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