雅也の指示は続く。
「手を頭の後ろで組んでみて」
咲良はとにかく淫靡な行為を止めたかった。だから、胸と股から手が離れるなら願ったり叶ったりだと思った。
「うん、ホントにきれいだ。はじめてオッパイを見せてくれたね。ボクはうれしいよ」
咲良はこのときはじめて自分が重大なミスを犯したことに気づいた。
「あっ、ダメダメ! 手は動かしちゃいけないよ」
「で、でも…」
股間の湿度がさらに上がってゆく。
「乳首もちゃんと尖ってるね。うん、安心したよ。今度は楽しんでくれてるみたいだね」
咲良は全身がかっと熱くなるのを感じた。
(み、見られてる。先生にじっと見つめられている…そ、それに、気持ちよくなってることを知られてしまった…)
「男性に見られるのは初めてかい?」
咲良がコックリとうなずく。
(とうとう見られてしまった。でも、先生でよかった。うれしい…)
「はい、じゃぁ、そのまま後ろを向いて!」
股間が開かないよう内股になって回ったが、それがさらなる刺激を与えてしまった。芽を吹いたクリトリスが擦れ、快楽の波が下腹部に広がる。
「あんっ!」
処女の淫声が漏れる。少女は微かな痒みを内股に感じた。
(あっ、あ~! た、たれちゃった。アソコの水が漏れて足についちゃった…どのくらい出ちゃったのかしら?)
「お尻もかわいいね~。マシュマロみたいだ」
咲良はたまらず懇願した。
「先生、もう手を下ろしてもいいですか?」
雅也がニヤリと笑ったが、もちろん咲良には見えない。
「いいよ。えーと次は両手をそのまま床につけて」
咲良は指示に従った。もうすでに意識がもうろうとしていて、行為の結果を推測することができなくなっていた。
体は柔らかいが長足のため、手が床につかない。
「そのままじゃ倒れちゃうから、手がつくまで足を開いて」
必然的に両足は大きく開かれることになる。股間が外気に触れた。全裸の女性がとるようなポーズではないが、咲良は愛液のことばかり気にしていた。
(もうお漏らしはしないかしら? このまま乾いてくれるといいんだけど…)
雅也がベッドから下り、咲良の細い足の間に仰向けに寝転んだ。
「きれいだ、きれいだよ。こんなに美しいモノを拝めるなんて、ボクは本当に幸せ者だ」
(えっ、な、なんか変なところから声がするわ。先生はどこにいるの?)
「全体が小ぶりで、生き生きとしたピンク色で。食べちゃいたいくらい可愛いね」
(先生は何を言ってるの?)
「じゅうぶん潤ってる。キラキラ光ってる。牡丹みただい」
(いったい何を見てるの?)
「お豆ちゃんも殻から飛び出して大きくなってる。みずみずしい。色艶も申し分ない」
(なんか近くから声が聞こえるようだけど…)
「丘もこんもりとしていて良い形だ。芝生も薄めで、真っ白な地肌が透けて見える」
(丘? 芝生? どこのことを言ってるんだろう?)
「疲れたろう? 肘と膝を床についていいよ」
手足が痺れていた咲良には渡りに船の指示だった。
(助かった。これで楽になれる)
咲良はスフィンクスのような伏せの姿勢をとった。
そのとき、股間に何かがぶつかった。
(えっ、なに、なに?)
秘所に妙な感覚が広がる。
「ひ~!」
体がピクンと跳ねた。腰を下げると、また何かにぶつかった。
(わっ! 撫でてる。なにかがアソコを撫でてる!)
雅也は頭の位置を微妙に調整しながら、口と舌で音を立てないよう気をつけながら、咲良のヴァギナを舐めまわした。咲良はもう腰を上げることができない。
(き、気持ちいい。こ、こんなの初めて。自分でするときとは全然違う。ずっとずっと気持ちいい)
咲良の腰と雅也の頭が自然にリエゾンする。もっとも感じる位置を、咲良が自ら進んで調整したため、雅也は舌の動かし方に集中することができた。
(ちょ、ちょっと。い、イヤ、イヤ。感じすぎる。このままだと逝ってしまいそうだわ)
雅也の愛撫がクリトリスに集中する。
(し、痺れる。もう我慢できない。どうにかなっちゃいそう。わ、わたし…このままじゃぁ…)
雅也がラストスパートをかけた。肉芽を口に含み、舌先で刺激しながら強く吸った。
「あ、あ、あっ、あ~。ダメ、ダメダメ。い、逝く~」
何度も跳ね上がったあと、全身から力が抜けた。
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