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秘密ごっこ(15)


 二人はベッドの上でⅡ字形に横たわり、互いを見つめ合っていた。両人とも裸で、布団も毛布も被っていない。
 フェラチオ指導のあと、男女はいっしょに入浴し、夕食を共にした。その間もずっと全裸のままだった。そのため、咲良は裸でいることに全く抵抗がなくなってしまった。
「覚悟はいいかい?」
「はい、先生」

 雅也が覆い被さって、咲良を見つめる。
「キスするよ。キスは初めて?」
 咲良がコックリとうなずく。手は鳩尾に置かれている。
「では遠慮なく、ファーストキスを頂くよ」
 咲良がそっと目を閉じ、軽く唇を突き出す。肩が微かに震えている。
 雅也の唇が咲良の唇に触れる。一秒、二秒、三秒。
(あっ、キスされた。とうとう先生にキスされた。なんだかジーンとしてきたわ。みんないろんなこと言ってたけど、特別な匂いはしないわね。先生だから?)
 大きな唇が小さな唇を揉みしだく。
(あっ、先生が動き出した。私は、ど、どうしたらいいの?)
 舌先が前歯を舐める。
(わっ、歯に当たってる。スリスリされてる。あ、あっ、隙間に入って来た)
 舌が舌を襲う。咲良の両頬は雅也の大きな手で固定されている。
(こ、これって、もしかして、ディープキス? 初めてで、こんなことしてもいいのかしら? もう先生にお任せするしかないわ)
 顎の力を緩めると、自然に口が開き、うねり狂う軟体が奥深くまで侵入する。
(あ~、先生の舌が私の中で暴れ回っている。ちゃんと歯は磨いたけど、臭くないかしら。後で文句言われたらどうしよう…)
 野獣の口が乙女の口を覆い尽くし、口蓋のあらゆる部位に刺激を与える。
(あっ、なんだか気持ちよくなってきた。でも、お返ししなくてもいいのかしら? ていっても、何していいか分からないし。やっぱりお任せするしかないわ)

 雅也の愛撫が耳に移った。耳たぶを交互に甘噛みして舐める。
(あんっ、気持ちいい。ゾクゾクするけど、良い感じだわ。耳って、こんなに気持ちよくなるのね。知らなかった…)
 尖った舌が、耳穴に入る。
(あっ、くすぐったい、くすぐったい…あっ、お腹が熱くなる。どうして、どうして?)
 頭が下へ移動する。顎裏、首筋、咽喉、そして肩甲骨。
(くすぐったいけど感じるって、どういうこと? 私って、もしかしたら変なのかしら? 生まれつきイヤらしい体なのかしら? つ、次は胸よね?
 気持ちよくなりすぎて、また気を失ったらどうしよう。自分でしてもあんなに感じちゃうんだから、先生に触られたら、すぐにでも逝ってしまうわ。どうしよう、どうしよう)
 しかし、雅也は少女に万歳の格好をさせて脇を攻める。
(あ、恥ずかしい。こんなところを舐められるなんて。入念に処理はしてるけど、今日は確かめなかったわ。わかってたら、ちゃんとしたのに。
 またゾクゾクしてきた。痺れてきた。気持ちよくなってきた。
 でも、臭くないかしら? お風呂に入ってから何時間もたってるから、きっと汗臭いはず。そんな汚いところを舐めてくれるなんて、ホント、先生に感謝しなきゃいけないわ)

 とうとう雅也の口が胸部に達した。雅也は口だけで神聖な膨らみを愛でた。
 まず、右の乳輪を舌の腹で撫でまわす。乙女らしく控えめな乳輪の中央が膨らみ、薄桃色の乳首が姿を現す。
「あんっ」
 手を握りしめて我慢していたが、思わず歓声が漏れてしまう。
(き、気持ちよすぎる…し、痺れる…)
 勃起した乳首が、吸われる、噛まれる、撫でられ、いままで味わったことのない新鮮な快感が放射される。 
「あん、あんっ!」
 我慢できず叫声が出てしまう。
(お口でされるだけで、こんなに気持ちよくなっちゃうなんて…またお腹が熱くなってきた…)
 交互にされるたびに、官能の波が体のすみずみにまで伝わる。
(も、もうダメ…お口だけで逝ってしまう…)

 雅也がディープキスをしながら、乳房に手を当てた。
 壊れ物を触るように、ゆっくり丁寧に刺激を加える。発展途上の乳房は、手に平に隠れてしまうほどの大きさだが、張りと弾力があって白玉のように美しく神々しい。
「うーん、うん、うん、あうっ」
(あー、も、もうダメ。が、我慢できない…)
 気持ちの高ぶりを表現するかのように、咲良の舌が積極的に反応する。雅也の舌に絡みつき、唾液を飲み込む。
(せ、先生。すみません。体が痺れて、も、もう、逝きそうです…ダメ、ダメ、ダメ~)

 そのとき、雅也が手と口を離し、咲良を叱りつけた。
「まだ、逝っちゃダメだ」
 咲良が駄々っ子のように反抗する。首を激しく振り、小さな手の平で分厚い胸を押す。
「イヤ、イヤ! イヤー! もう我慢できない!」
 雅也が視線を合わせ、大声で怒鳴る。
「ダメといったらダメだ! 聞き分けのない子だ」
 絶頂の直前で留められた経験がない少女は、体の疼きをコントロールすることができない。
「気持ちよくなりたいんです。先生、触ってください!」
 雅也が諭すように命じる。
「いまは我慢しなさい。後でいくらでも逝かせてあげるから。じっとしてれば、そのうち収まる。これも調教の一環なんだから、耐えなきゃダメだ」
 咲良の理性が徐々に戻って来る。
(そ、そうね、そうだわ。先生の命令に従うのが私の使命。耐えて、耐えて、耐えなきゃ。ワガママばかり言ってちゃいけないわ)


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テーマ : 18禁・官能小説
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豪円寺 琢磨
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