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歪形の家族性活(17)


 ローターの刺激に耐えきれず、祥子が嗚咽を漏らす。
「うう、うう」
 美代が横を向いて優しく声をかける。
「祥子さん、遠慮せずに歓んだら? 我慢すると苦しいだけよ」
 義娘が歓声をこらえながら答える。
「お、お義母様。で、でも恥ずかしいです…」
「大丈夫、大丈夫。私も気持ちよくなってるから」
 そう言って、本能のまま、嬌声を上げはじめた。
「うん、うん、うん、うん!」
 祥子も遠慮なく声を上げる。
「あん、あん、あん、あん!」
 母娘の恥ずかしい声が広い部屋に響き渡る。
「どう? 声を出すと、ちょっとは楽になるでしょう?」
「は、はい、お義母様。気持ちが楽になりました」

 縄に身をゆだねた状態の祥子が、正面を向いたまま尋ねる。
「あのー、お義母様。さっきの話の続きですけど、隆嗣さんの接し方が間違ってたって。それは、いったい、どういうことですか?」
 眉根を歪ませた美代が、義娘に肩を寄せる。
「隆嗣は夫の血をひいてS気質だった。でもM女の愛し方を知らなかった。だから、子供の虐めのように、あなたに対応してしまったの。本当にゴメンなさいね。私がM女の愛し方を教えてあげればよかったんだけど、実の母がそんなことをするわけにもいかないでしょう? 旦那様がプロの女の人を連れて来たこともあるんだけど、隆嗣が嫌がってねぇ。あの子、潔癖症のところがあったから」
 しかし、祥子は腑に落ちない。夫に愛があったとは到底考えられない。
「そうだったんですか? でも、信じられません。私は痛いだけでした」

 嫁の気持ちを汲んだ義母が濡れそぼった唇を動かす。
「私とあなたの違い、わかる? それは愛よ。いくらMだって、ぶたれるだけじゃあ気持ちよくなんてならないわ。愛されてる実感がないとダメなのよ」
「でも、隆嗣さんからは、愛なんて感じることはできませんでした」
「でも、隆嗣は、確かに、あなたを愛してたのよ。それだけは信じてあげて」
「でも、お義母様。それなら、なぜ孝次さんに抱かれることを許したんですか? 妻を実の弟に与えるなんて、愛があったらできないと思います」
「お父様には逆らえないのよ。わかるでしょう?」
「いいえ、わかりません」
「どうして?」
「愛しているなら、そんなことできないはずです」
「そうね、そうよね。うちの家族は普通じゃないから。だから天罰が下ったのよ」
「そ、そんなことおっしゃらないでください。お義母様のせいじゃないんですから」
「うぅん。そうなのよ。私だって、お父様に賛成したんだから。言い訳なんてできないわ。それに…」

 一度言いよどんだ美代が、意を決して告白する。
「祥子さん、実はね、あの人は、ずっと前から言ってたの。妻と嫁をいっしょに責めるのが夢だって」
 驚愕の事実を知らされ、祥子の体が激しく揺れる。
「そ、そんな! そんなことって!」
「だから、はじめからそのつもりだったのよ。旦那様は」
「お義父様は、そ、そんな目で、私を見てたんですか?」
「そう。だから、私もそういう目で、あなたを見てたの。祥子さんとならいっしょに奴隷になってもいいって思えたの。だから、結婚にも賛成したの」
「そんな…」
「本当は、もっと条件のいい娘さんもいたのよ。でも、あなたのような女性でなければ、すぐ離婚でしょう?」
「いくらお金を借りているといっても、そんな事情を知っていれば、父は絶対に『嫁に行かなくてもいい』って言ってくれたはずです」
「そうよ。だから、いままで何も言わなかった…」
「そんな…」
「あなたは、なんだかんだ言っても、最後にはすべてを受け入れてくれた。私は本当に感謝しているの。アリガトウ」
「そんな…」
「これは運命なの。受け入れるしかないのよ」
「そんな…」

 美代の瞼から涙があふれ出した。
「わ、私だって、息子のお嫁さんと並んで吊されるなんて、本当は嫌なのよ。私はぶたれて悦ぶM女だけど、そのとってもハシタナイ姿は旦那様だけに見てもらいたいの。あなたに見られるのは、すごく恥ずかしいの。でも、ご主人様の命令だから…」
 もらい泣きした祥子が、義母の頬に唇を寄せて涙を舐めとる。
「お義母様、泣かないでください。お義母様を責めてるわけじゃないんです。自分の馬鹿さかげんに腹を立ててるだけなんです」
「そ、そうなの? 私のこと、本当に恨んでないの?」
「恨んでなんかいません。それどころか、私はお義母様に感謝してるんです」
「ありがとう、祥子さん。嘘でも嬉しいわ」
「ウソなんかじゃありません。ひとりでいたぶられるより、お義母といっしょに責められるほうが、ずっとずっと安心です」

 そのとき、重い扉が再び開き、全裸の作造が入って来た。
「さあ、続きを始めるぞ!」


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豪円寺 琢磨
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